スローなYouTuber
YouTuberが苦手です。
ウェイ系なノリで早口でしゃべりまくってる感じがムリ。
(もちろん偏見や思い込みもあると思います)
ですが、ようやく出会えました。
ていねいな暮らし系YouTuberの「in living.」さんです。
チャンネル登録者数はすでに10万人を超えており、なかなかの人気者みたいです。
恵比寿、1DK、築30年、家賃12万円、
みたいな女の子の生活を垣間見ることができます。
いまの動画コンテンツの主流は、
限られた尺に大量の情報をテンポよく詰め込むのがトレンドと言われてますが、
ここまでスローで静かで余白を感じる動画はちょっと珍しい。
ただただボーッと眺めていられる。
例えば、「一人暮らし女子のモーニングルーティン」という動画。
いやー、寝癖とかつけちゃって、そのあざとさが良いですねぇ。かわいいなぁ。
…みたいな感じで癒されながらも、同時に妙な違和感を覚えたわたくし。
暮らし系警察の出動です。
これは、あくまで「ウェイ系YouTuber」に対する
カウンターとしての「暮らし系」なのであります。
「暮しの手帖」や「Ku:nel」などを主戦場としてきた「ていねいな暮らし系」クラスターは、
「民藝」「一点もの」「手仕事」といった世界観を、
日々の暮らしに取り入れてきたわけですが、
この「in living.」さんは、「無印良品」の生活雑貨や、
「Amazon」でポチった「バルミューダ」の電化製品などを愛用しています。
つまり、大量生産・大量消費、ファストファッションと距離を取るのではなく、
その延長線上に組み込まれた「ていねいな暮らし」なのです。
(どちらがいいとか悪いとか、本物とかニセモノとかじゃないですよ)
でもきっとYouTube世代にとっては、
それが手に届く「ていねいな暮らし」なのでしょうし、
よりリアルで共感できるものだと思うのです。
ていねいな暮らし系が細分化しつつあるこの現状を
引き続きウォッチしていきたいと思います。
(というのを言い訳にして、今日も観ます)
M島
P.S.
モーニングルーティン、朝イチで白湯を飲むのはわたくしと同じでした
暮らし系あるあるのようです
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