思い込み2019


面白くて影響力のある人を見つける、っていうのも仕事のひとつなわけですが


最近よく考えるのは、性別と年齢で傾向なさそう&傾向見出そうと踏ん張る意味そんななさそう、ということです。


どうしても数値化したほうがわかりやすいので、性別と年齢で区切ってヒントを見つけたくなるのですがね。


そもそも自分が主観でいいなと思う人って、年齢や性別に共通点ないし、そんなこと気にしません。でも、仕事になると思い込み激しくなりがち。


そんなことを考えていたとき、流れてきたのが以下の記事。


ここでは、最近よく話題になるネットフリックスのおすすめアルゴリズムについて、茂木健一郎がひどく感動したことが書かれています。


「Netflix では、過去のデータを分析した結果、年齢やジェンダーの情報は全く意味がないことが分かった。だから、もはや、おすすめの作品を表示するときに、年齢やジェンダーは考慮していない」。
私は、思わず、すごい!と思った。

そしてこれが、思想や政治由来のものでなく、数字としてでてきただけ、ってところにも惹かれていたモギケン。



わかる。



この記事中では、日本のTVがつまらない、つまらなくなってきた理由のひとつとして、F1層、M1層とかのマーケ感覚から抜け出せないでいるからではないか、と説いていました。



それな…!



私は本来人間には、生物学的なつくり以外、趣味嗜好能力に差異はないと思っています。制約のある近代社会で安全に生きるために、役割を与えられたストーリーを見たり聞いたり、教えられたりするから、そう育つだけで、単なる環境由来に過ぎない。


だから、ネトフリの出したビッグデータの答えに、性差、年齢差がなかったことは感慨深かったんですよ。ヒト本来の姿を見た気がして。機械で証明された原始の世界を。いい時代になったなあ、と。


とはいえ、思い込みの激しい人はいつの時代にもいるでしょうし、とくに年齢があがるとその傾向は強くなるので、それはもう同じ土俵で話しても不毛なんで、その手の人は死ぬのを待つしかないなってのが私の結論です。


だから、人探しミッションのほうで、とくに忘れないようにしているのがこの、思い込み、の部分です。



いっぽうでいい思い込みもあって、それが恋愛ですね。




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